NBAグッズ

【NBAグッズ】カルチャー誌"ABOVE"が予想以上に良かった

国内でのNBAコンテンツの少なさに嘆くNBAファンには朗報です。

NBAの雑誌と聞いて想像するのは「DUNK SHOOT」と「HOOP(休刊しちゃって悲しい…)」ぐらいだと思うんですが、意外にも穴がありました。

NBAカルチャー誌”ABOVE”。

割と昔から存在は知っていました。本屋で、ボールを枕にしてるアフロ・コービーを観たことがあったので。

表紙をチラッとだけみて、そのときは「あ~、バスケのファッションとかには興味ないんだよね~」と思って流してしまっていました。

もう現役じゃないからバスケウェアもいらないし、バッシュのコレクターというわけでもなかったので。

でも、今回なんとなくkindle版を購入してみたら、意外とツボを刺激してくれる内容だったんですよ。人気選手のキャリアを振り返る記事があったりとか、初めて見る写真が結構掲載されてたりとか。

選手の歴史と共に、バッシュのシグネチャーモデルが紹介されていると、また違った見方もできるようになるもんですね。それぞれのバッシュにも色んな背景があって、けっこう面白い。

ってことで、調子に乗って発売されてる分を全部購入しちゃいました。個人的には、kindle版がおススメです。

8号分、簡潔にレビューをしてみます。

vol.1→2014.5.1 刊行

記念すべき第一号は、MJが表紙。

2ページ目には、バッシュの広告としてコービーの美麗なフォトグラフが掲載されていました。これだけで、結構おなかいっぱい。

以降の号でもずっとそうなんですが、基本はバスケグッズとファッションについてが中心となり、そのグッズと関連したNBA選手がストーリー仕立てで紹介されています。基本的に、毎号の表紙を飾っている選手が特集されるみたい。

この創刊号では、”スーパースターであり続ける孤高のメンタリティ”と題したジョーダン特集が巻頭。引退から10年以上たった今でも、MJのバスケ市場に与える影響は規格外だそうで。

電車に乗ってても、エア・ジョーダンのバッシュを外履き用として着用している人をよく見かけるもんなあ。

2013年にリリースされたヒップホップ曲の中での「歌詞に含まれたNBA選手の名前ランキング」では、

1位→ジョーダン(50曲)

2位→コービー(18曲)

3位→レブロン(15曲)

という並びなんですって。

引退して何年も経ってるのに、すげーなあ。

vol2→2014.7.31

表紙は、お目めクリクリのAI。

なんていうか、アイバーソンは雑誌の表紙が似合いますね。

僕がNBAにハマり始めた2000年代中盤なんかは、「DUNK SHOOT」も「HOOP」も表紙はアイバーソンだらけだった記憶があります。

AIの記事を書いた北舘さん(よくNBAの解説をしてる人だ)は、アイバーソンの来日時に同行取材をしていたとのことなんですが、そのときのアイバーソンは、ホテルのロビーにドリブルをつきながら登場するようなやんちゃボーイだったそうです。さすがアイバさん。

AIの歴代のバッシュ特集もありました。リーボックと言えば、アイバーソンっていう印象。ミニバスにも、アイバーソンかぶれでリーボックのアイバ―ソンモデルを履いているヤツがいたなあ。

 vol.3→2014.11.14

これは、表紙買いする人も多かったんじゃ。なんたって、ペニーvsジョーダンですよ。

「ペニー」ってのはニックネームで、本名はアンファニー・ハーダウェイ。スラムダンクの沢北のモデルになったとかなっていないとか。

“怪我に泣いたスーパースター”として有名ですね。この人とT-MACは、本当にかわいそうなキャリアだった…。

バッシュ特集では、歴代の「ナイキ エア フォームポジット」について。

こういうスタイルのものを、フォームポジットっていうんですね。けっこう常識?

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vol.4→2015.3.25

ハイ来ました。コービー師匠。

当時19歳だったコービーが語るMJへの印象とか、どのようにしてモチベーションを意識しているのか、とか。初めて知る話もありました。

この号の刊行時点では、コービーはまだ現役だったんですねえ。そういう意味でも貴重。

コービーのシグネチャーモデル特集も。バッシュに興味がなくとも、コービーファンとしては貴重です。

ていうか、ルーキーイヤーからしばらくはアディダスと契約してたんだ…。ナイキ一筋なのかと思っとった。

vol5→2015.7.24

ここでは、レブロンの歴代シグネチャーモデルが巻頭特集。

レブロンのバッシュは、”デコラティブ(装飾的)”なことが特徴だそう。外観の華やかさにも重点を置いており、これらの思い切ったデザインには賛否両論があるそうです。

わりと最近では、ナイキと10億ドル以上の生涯契約を結んだことでも話題になりましたね。これからも、ナイキの顔として活躍していくのでしょう。

vol6→2015.10.30

6号目にして、ようやくカリーの登場。

創刊号が発売された2014年の4月時点では一つ目のMVPも受賞していないころだったので、カリーがどれだけ急速にスターの階段を駆け上がってきたかがわかります。

「努力によって、NBAのトレンドを変えた男」として紹介されていました。

シグネチャ―モデル特集では、カリーのアンダーアーマーについて。

初めて「アンダーアーマー」という単語を聞いた時はなんじゃそりゃという感じでしたが、今ではだいぶ浸透してきましたね。町中でも、アンダーアーマーのパーカーを着ている人とか、バッグを背負っている人をよく見かけます。

1996年に創設されたばかり(思ったよりは歴史がある)で、これからさらに流行していく雰囲気。

CMも毎回かっこいいんだよな~。

vol.7→2015.12.21

ガッツリとバッシュを特集した号です。

特に、エアジョーダンの歴史についてをクローズアップ。エアジョーダン好きには嬉しい回になっていると思います。

本格的な「シグネチャーモデル」は、このエアジョーダンシリーズが初めてだったと言います。

これが、記念すべき第一弾。

当時からすると、かなり大胆なカラーリングだったみたい。

NBAの規定に違反していたため着用を禁止されながらも、ジョーダンは罰金を払い続けたまま、このバッシュを履き続けた、というのは聞いたことがありました。

プレーはもちろん、スキンヘッド・丈の長いパンツ・バッシュなどのファッション面も含めて、ジョーダンはバスケのすべてに影響を与えた人なんですなあ。

vol8→2016.4.15

こちらが最新号。個人的に、一番好きな回です。

オリンピック前の刊行ということで、かつてのドリームチームが表紙を飾っています。

この号では、「NBAスーパースター列伝」と題し、80年代,90年代,00年代,10年代に分けて時代を彩ったスター選手達を特集。

チェンバレン、ビル・ラッセル、ジャバ―

マジック、バード

ジョーダン、ユーイング、バークレー

シャック、コービー、アイバーソン

レブロン、ウェイド

デュラント、カリー、ハーデン

…etc

NBAの歴史は感慨深いっす。

ページいっぱいに選手の写真を見れるのもウレシイ。割合、他の号よりも選手一人ひとりについてのページが多めな回でした。

ABOVEは不定期刊行!

ここまで、ざっと8号分の内容を紹介してみました。

vol.9についても気になるところですが、不定期での刊行になっているため、次の発売日はまだわかりません。

「HOOP」も休刊しちゃったし、NBA関連の読み物には鼻息を荒くして飛びついていきたいところです。