昨季途中までキャブズに在籍していたアンダーソン・バレジャオは、チャンピオンリングを受け取るべきか、否か。
現地でも、バレジャオの判断を巡って議論が起こっています。
“もしあなたがバレジャオなら、リングを受け取る?”
Yes or No.
難しい二択です。
同じく昨季までキャブズにいたティモフェイ・モズコフとマシュー・デラベドバは先日リングを受け取りましたが、この二人とバレジャオには、大きな違いが二つあるんですよね。
一つは、昨季も言ったように、バレジャオがキャブズにいたのは昨季の途中までだったってこと。バレジャオは、優勝した時点ではキャブズの選手ではなかった。
で、さらに判断を鈍らせる大きな理由が、
バレジャオの移籍先がゴールデンステイト・ウォリアーズだということです。
よりにもよって、昨季キャブズと優勝争いをしたチームなんですよね。
打倒キャブズに燃えるウォリアーズ選手が、キャブズのチャンピオンリングを受け取るのはどうなのかという意見が存在するのは自然なことだと思います。むずかしいなあ。
前HCデイビッド・ブラットは…
キャブスの前HCであるデイビッド・ブラットは、昨季の途中でキャブズを去ったという点で、バレジャオと境遇が似ている人物。
昨シーズン30勝11敗という好成績を記録していながらも、突然クビを言い渡されてしまったブラット。シーズン途中解雇された時点での勝率.731は、解任監督としては歴代最高記録だそうです。
レブロンがブラットを解雇させるようチームに仕向けたという報道がされていましたが、実際のところはどうだったのか。
なにはともあれ、いい形でチームを去ったとは言えないブラッドは、快くキャブズからチャンピオンリングを受け取りました。
キャブズの方から、「リングを受けっとてくれないか」と依頼があったそうです。
ちなみに、googleで”anderson varejao(アンダーソン・バレジャオ) “と打っても、”david blatt(デイビット・ブラット) “と打っても、検索候補の一番目に“ring”が表示されます。
やっぱり、みんな気になるよね。
レブロンよりもキャブス在籍期間が長いバレジャオ
ブラッドもリングを受け取っているし、「昨季途中でチームを去った」という点はクリアできそう。しかも、バレジャオはキャブズでの在籍期間がすごく長いんですよね。
レブロン入団の一年後にドラフト指名され、キャブズ一筋で12年間を過ごしました。レブロンは、ヒートに移籍していた期間もあるので、キャブスではまだ10シーズン目。多分、現役選手で一番キャブズ在籍期間が長いのはバレジャオです。
ずーっといたチームがやっとチャンピオンに到達したんだから、バレジャオにもリングを受け取りたいという気持ちは少なからずあるはず。
でも、今のバレジャオはウォリアーズの選手…。うーん。
個人的な結論ですが、
もしも自分がバレジャオなら、やっぱり僕はリングを受け取らないです。移籍先が、ブルックリン・ネッツとかだったなら、受け取る。笑
でも、一番のライバルチームのリングは貰うべきじゃない、かな。
自分がキャブズのリングを授与されているとき、それを見ているウォリアーズの選手はどう思っているんだろうか、とも考えちゃう。
カリーたちなら、素直に祝福してくれると思うけど。
バレジャオ本人の答えは、Xmasゲーム「ウォリアーズ@キャバリアーズ」の試合で明かされます。