ケビン・デュラント

ウォリアーズ移籍後もデュラントがデュラント過ぎて困った

サムネイル画像:GAMEFACE-PHOTOS by CC PHOTO

プレシーズンが終了し、各チームのおおまかな新戦力が明らかになりました。

オフに移籍してきた新加入選手の中には、期待通りの活躍を見せた選手もいれば、いまのところガッカリ~な感じの選手もいます。

ただ、ウォリアーズに加入したデュラントに関しては、期待通りの活躍とかそういう次元を超えて、もう怖いレベルですね。

既に完成している「ウォリアーズの」KD

レギュラーシーズンの中で徐々にチームに馴染んでいくのかな~と思っていましたが、『デュラント×ウォリアーズ』の形はこのプレシーズンのうちに既に完成してしまった感があります。

以下、あまりにも上手く行き過ぎたデュラントに困っていること4選です。

得点を量産しすぎで、困った

デュラントのプレシーズン中のスタッツがこちら。

20.9得点 5.1リバウンド 3.7アシスト FG54.3% 3P55.9%

これが平均出場時間25分での数字ってことに驚きです。普通のレギュラーシーズンのスタッツとして考えてもなんの遜色もないですよね。サンダー時代に比べて、得点効率はさらに上がっている気がします。これに出場時間がもう10分くらい加わるレギュラーシーズンではどうなってしまうのか。

3Pの成功率が55.9%という壊れ切った数字が出てますが、別にアテンプトが少ないっていうわけではなく、成功数ではリーグ4位となっています。ちなみに、1位はカリーで、2位がトンプソン。上位4人中3人がウォリアーズ選手ですよ。こわいこわい。

プレシーズンでの、デュラントの個人ハイライトを載せておきす。

チームにフィットしすぎで、困った

もうちょっと新チームに馴染むまでの苦戦があってもいいんじゃないの?と思ってしまうほどにチームにフィットし切っています。わたし2,3年くらい前からこのチームいましたよ的な雰囲気。

上手くなじめているのは、デュラントのプレースタイルによるものだと思いますね。キャッチ&リリースで、シューター的な感じでアウトサイドを決められるのは大きな武器。チームの流れを止めずに得点を量産できるので。

デュラントが加わってからも、チームとしての「ウォリアーズの色」が変わっていないのは嬉しいところだと思うんですよね、ウォリアーズファンからすると。デュラント加入で、チームが強くなることはわかってたけど、これまでとは違うウォリアーズになってしまうのではないかと心配したりもしました。カリーがそんなに目立たなくなっちゃったりとか。

これまでのウォリアーズファンからしたら、もしそうなれば、チームが強くなった喜びも半減だったと思います。でも、このプレシーズンを観る限りでは大丈夫そう。

例えば、全盛期のコービーがレイカーズから他のチームに移籍したとしたら、その移籍先のチームは完全に「コービーのチーム」になってたと思うんですよ。それが、良いことなのか、悪いことなのかは別として。

デュラントほどの大スターがここまですんなり新チームに溶け込めたってのはホントすごいことだと思う。

それでもって、スプラッシュブラザーズ+KDのトリオはヤバい。3人の活躍をまとめたハイライト動画は、凄すぎちゃってなんかもうギャグみたいになってます。

こんなハイライトが今シーズン中にあと何回生まれるのかと考えるとワクワクするし、純粋に相手チームがかわいそうだなとも思います。

NBA本部はなんでこの3人が揃うことを許可しちゃったんですかね?クリポのレイカーズ行きは却下してたじゃん。

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ハリバンとの活躍度に差がありすぎて、困った

デュラント加入の代償として、これまでのウォリアーズメンバーたちの放出というものがありました。

でも、今考えれば失ったものなんて何もなかったと言えるかも。

放出メンバーの中での一番のビッグネームは、ダラスに移籍したハリソン・バーンズだったと思うんですけど、このハリバンは現在ダラスで大苦戦中。

デュラントが自身の活躍によって話題を作っているのだとすれば、バーンズはまったく逆の方向で話題を集めていますね。

バーンズのプレシーズンでのスタッツは、6.9得点,3.3リバウンド,FG26.7%。とりあえずシュートが入らなすぎでやばい。残念ながらファンの期待に応えられているとは言えない状況。

そしてこの人は、9400万ドルというマックス契約を抱えている人です。

何というか…

頑張ってほしい。切実。

ハリソン・バーンズが9400万ドルの重圧につぶされた模様サムネイル画像: Matthew Addie このオフに、4年9400万ドルという破格のマックス契約でマーベリックスに移籍したバーン...

ウォリアーズが強すぎで、困った

困りまくるのも最後になりますが、言わずもがな、ウォリアーズが強すぎです。

「昨季73勝したチームに、さらにデュラントが加わってどうすんだよ!!」とデュラント加入のニュースを聞いた時は思ったものですが、プレシーズンが終わった今、もう一度同じことを心の中で叫びたい。

チーム成績は6勝1敗で、プレシーズンでリーグ1位。少ない試合数の中で、確実に他チームとの差を見せつけました。

ウォリアーズの選手たちは、昨季の73勝を越えることは考えないとコメントしていますが、やっぱりファンとしてはどれだけの成績を残せるのか気になりますよね。

いや実際、カリー・トンプソン・デュラント・グリーンの4人が30分近く出場したウォリアーズが負けるところは、到底想像できない。事実として、このプレシーズンでは4人が多めに出場した試合は負けなしですし。

本当にどうなっちゃうのかな~。

今季のウォリアーズが楽しみ過ぎて、困った。