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23と45だけじゃない。実はもう一つあるジョーダンの背番号

マイケル・ジョーダンと言えば、背番号『23』。逆に、『23』という数字を見たときにジョーダンを連想する人も多いと思います。特に、バスケをやったことがある人であれば。

一度バスケット選手を引退し、野球選手になっていたころは背番号『45』を着用し、NBA復帰後もしばらくは45番のユニフォームでプレーしていました。これは、結構知っている人も多いんじゃないかと思います。

でも実は、この『23』と『45』以外にももう一つ、ジョーダンが現役時代に着用した背番号があるんですよね。これは意外と知られていないのでは。

あ、アメリカ代表の時には背番号9番を着用していた、とかそういう屁理屈ではないです。

試合開始直前にユニフォームが盗難

1989-90シーズンの2月14日、ジョーダンを擁するシカゴ・ブルズは、敵地でオーランド・マジックと対戦。このシーズンは、ジョーダンが初優勝する一つ前のシーズンに当たります。

このとき26歳だったジョーダンは、この試合の前までのスタッツとして、31.5得点,5.5アシスト,FG54%という数字を記録していました。年齢的に、身体能力の絶頂期だったと言えるかも。

ジョーダンがいつも通りアップを終え、ロッカールームに戻ったところ、アクシデントが発覚。ジョーダンのユニフォームがない!どうやら盗難されてしまった模様。

これが判明したのは試合開始の90分前で、チームスタッフは、会場にいるファンが着ているジョーダンのレプリカジャージを借りようという斬新な対策を考えました。が、198センチの大男にフィットするサイズは見つからなかったそうで。

仕方なくジョーダンは、チームが用意していた非常用のユニフォームを着用することになりました。

当時の写真がこちらです。

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ジョーダンとは縁も所縁もない、12番のユニフォームを着用。急遽用意されたユニフォームというだけあって、”JORDAN”の名前は当然プリントされていません。

この試合のハイライト動画がありました。

多分ビデオから落とした動画なので画質が相当粗いですが、ジョーダンの一つ一つのプレーのシルエットの美しさは際立ちますねえ。

突然のハプニングにもまったく動じず、この試合でジョーダンは49得点,7リバウンド,FG48.8%を記録しました。バスケの神様に、外的要因はまったく関係ないらしい。さすがです。ちなみに、チーム自体はマジックに敗れています。

意外ですよね。一夜だけとはいえ、ジョーダンが12番のユニフォームで試合をしたことがあったとは。

ただ結論としては、

何を身に纏おうが、ジョーダンはジョーダン!

ということで。

参考記事:Michael Jordan once wore No. 12 with the Bulls | SI.com