サムネイル画像:Michael Tipton
プレシーズン2日目の本日10月3日、上海シャークスvsロケッツの試合が行われました。
今日はこの1試合だけ。
中国とNBA
チーム名の通り、上海シャークスは中国のチーム。CBAリーグに所属しています。
中国とNBAは結構結びつきが強くて、NBAのスター選手が、選手としての峠を終えてからCBAリーグに移籍するっていうのはよくあるパターンなんですよね。これまでも、トレイシー・マグレディーやステフォン・マーブリーなどがCBAでプレーしています。
特にマーブリーは中国での生活をいたく気に入り、最近では中国での永久居住権を取得したそうです。
Former @NBA star Stephon Marbury announces Mon he has become a permanent Chinese resident pic.twitter.com/Db4W7yhsus
— People’s Daily,China (@PDChina) 2016年4月18日
今回のロケッツの対戦相手である上海シャークスには、ギルバード・アリーナスが在籍していたこともあります。”史上最高の2巡目指名選手”と名高い選手。
あとは、地元中国の大スターで、最近NBAでの殿堂入りを果たしたヤオ・ミンも、NBA入りの前まではこのシャークスでプレーしていました。現在は、社長兼オーナーとしてチーム保持者となっています。
ロケッツはかつてヤオ・ミンが所属していたチームということもあり、中国でも人気が高いらしい。以前ロケッツがロゴを中国語表記にしたユニフォームを着用していたのも、中国でのマーケットを意識したものだったとのこと。
なので、この「上海シャークスvsロケッツ」という対戦カードにはそれなりの意味があるんですね。
にしても、中国のこのバスケの盛んぶりはうらやましいですね~。
CBAリーグの試合は毎週全国放送しているらしいですよ。ポピュラー度で言えば、日本のバスケ界とは雲泥の差です。
頼むBリーグ、頑張ってくれ。
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ハーデンがダブルダブルの活躍
まあ、ロケッツが勝つことはわかってました。最終スコアは131-94で、37点差の圧勝です。
ジェームス・ハーデンが約28分間の出場で、16得点10アシストの大活躍。アシストでは、アリウープダンクをお膳立てする場面が目立ちました。
28分の出場っていうのはプレシーズンゲームにしては多めですね。昨日のウォリアーズvsラプターズ戦では、カリーの出場時間は約16分でした。
オフにドワイト・ハワードを放出したことで、来季からはどんなチームになるのかを知りたいところですが、今回は相手チームとの戦力差がありすぎて測れなかったです。
スタッツをざーっとみてみると、上海シャークスのジマ―・フラッデという選手の33得点が目立ちました。絶対元NBA選手だろ、と思ったらやっぱりそうで、かつてNBAでドラフト1巡目10位指名を受けている選手でした。
大学時代にはNCAAで得点王、昨季はDリーグのオール―スターMVPを獲得しているんですが、この夏にNBAチームと契約を結ぶことはできず、CBAでのプレーを決めたとのことです。
NBAって本当に厳しい世界なんですねえ…。そして、CBAのNBA選手収集力は改めてすげえ。
ロケッツは次のゲームでニューヨーク・ニックスと対戦します。