サムネイル画像:Photo by Michael Tipton
6シーズン連続でプレーオフ進出を逃しているフェニックス・サンズ。
昨季はレギュラーシーズン23勝59敗で、ウエスタンカンファレンス14位という成績に終わりました。
僕自身はスティーブ・ナッシュがチームに在籍していた頃のサンズが大好きだったんですが、ナッシュ退団以降はいまいちパッとしないチームになってしまっている感じがします。
ナッシュは昨季サンズの殿堂入りを果たし、10月30日に行われた試合では、サンズの選手全員がナッシュがプリントされたソックスを着用してプレーしました。
ナッシュ時代のサンズのような、観ていてワクワクするバスケをするチームに返り咲いてほしいところです。
上昇を狙うサンズ
今オフに、サンズはリアンドロ・バルボサとジャレッド・ダドリーを獲得しました。
正直、大きな戦力プラスになるような補強ではないんですが、この二人はナッシュ時代のサンズメンバーの一員だったので、旧サンズファンとしてなんだか嬉しくなっちゃうんですよね。
当時の写真。
いやー、いい時代でしたな~。
ウォリアーズから移籍してきたバルボサは、平均15.9分の出場で、平均6.4得点を記録しました。昨季の試合をみる限り、持ち前のスピードにそれほどの衰えはみられず、33歳となったいまでもペネトレイトの鋭さは健在です。ベンチからの出場で、要所要所で得点を重ねていた印象。
06-07シーズンにはナッシュのバックアップPGとして最優秀6thマン賞も受賞しています。ベンチにいると心強い男です。
一方、スタメンとしての起用が予想されるダドリーは昨季平均25.9分の出場で、7.9得点、3.5リバウンド、3P成功率42%をマーク。スタメンとして定着すれば、安定して2ケタ得点を記録できる選手だと思います。
この二人が活躍すれば、昔ながらの地元ファンも大喜びなはずです。
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個性派揃いのガード陣
ここまで触れてきませんでしたが、元々サンズには個性派の役者がそろっているんですよね。特にガード陣。
チームのエースであるエリック・ブレッドソーは、昨季平均20.4得点、6.1アシスト、4.0リバウンド、2.0スティールを記録。オールスター級のスタッツです。
昨季12月終盤に前十字靭帯断裂の大怪我を負ったため、シーズンを途中離脱してしまっていました。来季にブレッドソーが完全復活できるかどうかというのは、チームにとってかなりの重要事項なはずです。
6年目のブランドン・ナイトも、昨季はキャリアハイの19.6得点に加え、5.1アシストを記録。これまで3チームを渡り歩いてきましたが、今が一番伸び伸びとプレーできてるんじゃないですかね。ナイトとブレッドソーのバックコートコンビは中々強烈だと思います。2人合わせて平均40得点。
また、昨年のドラフト13位でサンズ入りしたルーキーのデビン・ブッカーも昨季活躍を見せました。
ロングレンジを得意とするピュアシューターです。
動きに派手さはないけど、着実に得点を重ねていけます。そこそこなスピードを生かしたペネトレイトも得意。
昨季は平均13.8得点を記録し、オールルーキーファーストチームに選出されました。昨季同様、来季もベンチからの起爆剤としての活躍が期待されると思います。
ザッとメンバーを観てみると、結構面白いメンツがそろっているんですよね。もっとリーグ内での存在感は上げられるはずです。比較的若い選手が多いし、これからに期待が持てます。
まず来季は、昨シーズン以上の成績を。