アイキャッチ画像:Photo by Michael Tipton
昨季はカンファレンス7位でプレーオフに進出するも、1回戦でスパーズにスイープされたグリズリーズ。
やっぱり、レギュラーシーズン後半での主要メンバーの負傷離脱が痛かったです。
怪我人が復帰するグリズリーズ
昨季、マーク・ガソルは足の骨折、マイク・コンリーはアキレス腱を負傷し、シーズン絶望となっていました。
特に、攻守両面でチームの要であったマークの離脱はキツすぎ。マークは今やリーグトップクラスのセンターですからね。
離脱前までのスタッツは、16.6得点 7.0リバウンド 8.3アシスト 1.3ブロック FT83%。
12月1日のペリカンズ戦では、キャリアハイとなる38得点を記録しました。
最近話題のNBA2K17の能力値では「85」という数字を与えられています。
これは、兄のパウ・ガソルとダーク・ノビツキーの「84」を抑えてヨーロッパ選手No.1の評価です。怪我の影響でリオオリンピックにも参加できなかったのは残念でしたが、来季は開幕から万全の状態で望めるみたいです。
マイク・コンリーが破格のマックス契約
昨季不本意な形でシーズンエンドを迎えた分、チームの来季に賭ける思いは強いはずです。
このオフシーズンでも、他チームに負けず劣らずに活発な動きをみせました。グリズリーズの今オフでの補強をまとめておきます。
新HC
- デイビット・フィッツデイル
再契約選手
- マイク・コンリー
新加入選手
- チャンドラー・パーソンズ
- トニー・ローテン
- ウェイン・セルデンjr
- DJ・ステフェンス
- トロイ・ウィリアムズ
- ウェイド・ボールドウィン
- ジェームズ・エニス
- ラデ・ザゴラック
- ディオンテ・デイビス
- ワン・ジェリン
退団選手
- マット・バーンズ
- ジョーダン・ファーマー
- クリス・アンダーセン
- ザビエル・マンフォード
- ブライス・コットン
- ジョーダン・アダムス
- ランス・スティーブンソン
- PJ・へアストン
昨季までHCを務めたデイビット・イェーガーが解任され、来季からはデイビット・フィッツデイルが指揮を務めます。
で、選手の補強関連で一番話題になったのはFAとなっていたマイク・コンリーとの再契約ですね。注目されたのは、なんといってもその契約金。
5年総額1億5300万ドルという「ぽかーん」としてしまう程の巨額契約になりました。
最初にこれを聞いた時は、「……。何言ってんの?」って感じ。笑
あれ?マイク・コンリーってそんなに凄い選手だったっけ…?と思い昨季のスタッツを確認してみても、15.3得点、2.9リバウンド、6.1アシスト、1.2スティール、FG42%、3P36%という平凡なもの。NBA全体でのサラリーキャップ増額の効果を象徴するような契約になったと思います。
グリズリーズとしては、2007年からチームのフランチャイズプレイヤーとして活躍してきたコンリーに相当厚い信頼を寄せていたんでしょうね。コンリーは試合出場数・出場時間・アシスト・スティールの4部門でチーム歴代最多の数字を記録しています。
スパーズやマブスに移籍する噂もあったので、チームに引き留めるためにも巨額契約が必要だったのかと。いや、にしても高すぎると思うけど。
ダラス・マーベリックスからはチャンドラー・パーソンズを獲得。こちらも4年総額9400万という中々にデカい額での契約ですが、コンリーの契約金を目にした後だと、特に引っかかることなくサラッと流してしまいます。笑
パーソンズの昨季のスタッツは、13.7得点、4.7リバウンド、2.8アシスト、2P54%、3P41%。来シーズンは、退団したマット・バーンズに代わってSFのポジションでスタメンを務めることが予想されます。
単純に、バーンズとパーソンズだったらパーソンズの方がいい選手だと思うんで、これはいい補強だと言えるんじゃないですかね。バーンズは私生活面でのトラブルも多いですし。僕がチームのフロントに務めてるんだったら、絶対にバーンズはチームに置いておきたくない笑
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来季19年目を迎えるヴィンス・カーターにも注目!
来シーズン中に40歳になるヴィンス・カーターですが、元”ダンク王”はまだまだリーグ屈指のエンターテイナーです。
昨季は結構ダンクが多めなシーズンになりました。
この年でこれだけ軽々ダンクを決められる選手はいないですよ、絶対。
来季のスタメン予想
来季の予想スタメンはこちら。
G:マイク・コンリー
G:トニー・アレン
F:チャンドラー・パーソンズ
F:ザック・ランドルフ
C:マーク・ガソル
昨季とほぼ変わらないラインナップです。パーソンズだけが新顔。
昨季は怪我人が続出しながらも、シーズン序盤での貯金のおかげでプレーオフに問題なく進出できました。主要メンバーがシーズンを通して健康であれば、カンファレンス7位という昨季の成績を上回ることも可能だと思います。
コンリーがプレッシャーに押し潰されずに、年棒に値する活躍ができるのかも注目ですね。ちょっと意地の悪い視点かもしれないけど、どうしてもこれに関しての話題は避けられないと思うな。
昨季のようにシーズン途中で負傷離脱してしまうようなことは、確実に避けてほしい。
来季は、シーズン終了までをベストメンバーで戦い抜くグリズリーズが観たい!