サムネイル画像:Photo by Michael Tipton
昨季はカンファレンス6位という順位でプレーオフに駒を進めたダラス・マーベリックス。
1回戦でサンダーに敗れて早々に敗退してしまいましたが、昨季のロスターを考えれば、まずまずのシーズンだったと言えると思います。
ノビツキー健在のマブス
来季でキャリア19年目を迎える現在38歳のノビツキーは、昨季平均18.3得点、6.3リバウンドを記録し、健在っぷりを見せつけました。
マブス球団社長のマーク・キューバンが「ダークは50歳までプレーできる」という発言をしましたが、割とマジでそうかも。
昨季限りでコービーとダンカンが引退してしまい、いわゆる「生きる伝説」となっている選手がどんどん少なくなっているので、ノビツキーにはこれからも頑張ってほしいなあ。
昨季のレイカーズ戦でのクラッチシュート後の、このコービーとのやりとりは凄く印象に残っています。
きっとこの二人は、常人には到達できないレベルの世界で繋がりあっているのでしょう…。
昨シーズンからマブスに加入したデロン・ウィリアムズも中々の活躍を見せていました。スタッツは14.1得点 5.8アシスト。クリス・ポールと並んでNBAのトップPGの一人と評価されていたころに比べれば寂しいものですが、ノビツキーの相棒としての役割は十分果たせていたかと。
プレーオフでは怪我で途中離脱してしまったのが残念でした。このオフシーズンには精力的に練習に取り組んでおり、来季の活躍にも期待できます。
おそらく戦力現状維持でもプレーオフ進出圏内のチームであることには変わりなかったと思いますが、チームはさらなる上位進出が期待できそうな補強を今オフに行いました。
マーベリックスのオフでの動きをまとめます。
再契約選手
- ダーク・ノビツキー
- デロン・ウィリアムズ
新加入選手
- ハリソン・バーンズ
- アンドリュー・ボガット
- セス・カリー
- クインシー・エイシー
- ジョナサン・ギブソン
- ニコラス・ブルッシーノ
- AJ・ハモンズ
退団選手
- チャンドラー・パーソンズ
- ザザ・パチュリア
- レイモンド・フェルトン
- ジャベール・マギー
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20年目を迎えるノビツキー
ノビツキーとは2年4000万ドルの契約を結びました。38歳の選手が年棒20億円を稼ぐんですね。すごいや。
昨シーズンまでの年棒は8億円ちょっとだったので、この年にして大幅な年棒アップになりました。 この契約が終わる時には、ノビツキーはマブスに20年間在籍することになります。
現時点では、同じチームに20年間在籍したのはコービーだけ。この数年で二人の歴史的プレイヤーが生まれることになりそうです。
先日キャリア19年で引退してしまったダンカンはあとちょっとでした。
ウォリアーズ選手が2人加入
新加入選手としては、ウォリアーズから獲得したハリソン・バーンズとアンドリュー・ボガットが話題になってますね。
特に4年9400万ドルという破格のマックス契約を結んだハリソン・バーンズには注目大です。日本円にして、年棒は20億円越えで、ステファン・カリーの2倍以上を稼いじゃいます。
バーンズの昨季のスタッツは11.7得点 4.9リバウンド 1.8アシストという極めて平凡なものだったんですが、23歳のバーンズに将来性を見ての契約なのかな。ウォリアーズではカリーとトンプソンがボールを独占していた感があったので、マブスではシュートのアテンプトが増えることでスタッツが大幅に向上するかもしれませんね。
ていうか、そうでないと困ると思うけど。笑
もし期待通りの活躍をし続けることができれば、ノビツキー引退後のチームの看板選手になることも考えられます。
バーンズとボガットが加入したことで、マブスのディフェンス力があがるだろうということもよく言われています。二人とも、守備力に定評がある選手でした。ボガットは一昨年にオールディフェンシブ2ndチームに選出されています。
総合的に見て、優勝を狙えるチームになったとは言い難いと思うけど、昨季と比べれば戦力は上がっていると思います。
ウエスタンカンファレンスは相変わらずレベルが高いですが、どれだけ勝ち星を増やせるか注目です。