サムネイル画像:Mike Purgatori by CC PHOTO
長きにわたってチームの象徴であったコービーが引退し、2016-17シーズンを完全な新体制で迎えるレイカーズ。
コービーがチームにいた間はどうしてもコービーシフトのチームで、大幅なチーム補強をできない雰囲気がありました。
まあ、レイカーズの試合を観にきている人はほとんどコービーの試合を観るためにきているようなものだったと思うので、そこに大きな不満を持っていた人はほとんどいないとは思うんですが。特にコービーラストイヤーの昨シーズンは。
とうとう再建期間にはいるレイカーズ。
今のレイカーズのメンバーをみると、どう考えても来年再来年で優勝を狙えるような戦力は整っていないんですが、中々に個性豊かなキャストがそろっていて、チームの未来は明るいように思えます。
そんな中でも僕が妙に気にいっている選手が、ラリー・ナンスjr。
昨年レイカーズから1巡目27位でドラフト指名を受けたフォワードです。
父親譲りのダンクセンス
ナンスjrの魅力は、なんといってもダンク。
父親のラリー・ナンスも13年間NBAでプレーし、スラムダンクコンテストで優勝を経験している選手ですが、完全にそのダンカーとしてのDNAを引き継いでいます。
こちらは、2015‐16シーズンのナンスjrのダンクトップ10。
手を最高点まで伸ばし切って、ドカーン。
最高到達点はかなりのものです。
この高さ。
それほど芸術性のあるダンクではないけど、観ていてスカッとさせてくれます。
昨シーズンも、ナンスがダンクをするたびに会場の観客は大喜びでした。
今年のサマーリーグでもど派手なダンクを披露。
2本目のダンクの滞空時間がすごい。
ダンクコンテスト出場は?
やっぱりスラムダンクコンテストでもこのダンクが観たい。
実は去年、リーグからコンテスト出場のオファーが来ていたんですが、その時は足の怪我を抱えていたため辞退しました。
昨年のザック・ラビーンとアーロン・ゴードンによるコンテストは近年稀にみるレベルの高さでしたが、そこにナンスが加わっていたらどうなってたのかな。
ナンスは「来年ももしリーグからオファーがあれば、ぜひ出場したい」とインタビューで言っています。
ダンクコンテストはナンス個人の知名度を上げるためにもいい機会になると思うから、ぜひ出場してほしい。
今ではレジェンドとなったコービーもダンクコンテスト優勝によってグッと注目を集めました。
レイカーズの偉大な先輩に続いてくれ。
来季のブレークに期待!
ナンスと言えばダンク、という印象が強い中で、僕は結構ナンスの数字に残らない部分での活躍にも注目してます。
ナンスはダンクだけの選手じゃないと思う。
ファストブレークのときに全力疾走していたり、ルーズボール争いに積極的に絡んでいったり。
こういう泥臭いことを進んで引き受ける選手は、なんか好き。
混戦のなかオフェンスリバウンドを勝ち取り、そのままダンクを叩き込むシーンも作シーズン中にたくさんありました。
2015‐16シーズンは平均20分の出場で、5.5得点5.0リバウンドFG53%というスタッツ。
来シーズンもベンチからの出場が主になると思うけど、これからもひた向きに頑張ってほしい。
来季、ナンスがさらなるブレイクを見せてくれることに期待します!