本日8月22日、ついにチームUSAのオリンピック決勝戦が行われました!
ここにくるまで本当にあっという間でしたね~。リオオリンピック最後の相手は、セルビアです。
アメリカとセルビアがオリンピック決勝の舞台で対戦するのは1996年のアトランタ五輪以来なのであります。
⇒【アメリカ代表】セルビアとの過去の対戦をフラッシュバック – NBA ROOM
今大会のグループリーグで対戦したときには3点差の接戦だったので、今回も決勝に相応しいアツい展開に期待していました。
アメリカが圧倒するゲーム展開は正直観ていてあまり面白くないので、最初はセルビアを応援して、いよいよアメリカがヤバくなってきたところでシフトチェンジするつもりでした。
が、結果的には最後までセルビアを応援しなくてはいけないゲーム展開に。笑
余裕の決勝戦
今回のアメリカのスタメンはこちら。
G:カイリー・アービング
G:クレイ・トンプソン
F:カーメロ・アンソニー
F:ケビン・デュラント
C:ディアンドレ・ジョーダン
最終的にスタメンセンターはディアンドレで定着しましたね。
試合序盤ではお互いシュートが入らず、ロースコアな展開でした。
1Q目は5回のリードチェンジと4回のスコアタイになる均衡した試合内容。
19‐15のアメリカ4点リードで2Q目を迎えます。
2Q目ではデュラントがスパーク。
試合が徐々にアメリカペースになってきている中で、無慈悲3Pを4本さく裂。
接戦を期待していた僕としては、デュラントは中々ゲームをつまらなくしてくれたなと。笑
デュラントはこの試合でゲームハイの30得点を記録。
FG19本中10本、3P11本中5本成功の安定のシューティングマシーンでした。
前半は52‐29で終了。
この時点でもう試合結果はお察しな感じ。
デュラントの活躍はあったものの、それほどアメリカがオフェンスでの好プレーを連発していたわけではなく、セルビアがイージーなシュートミスやターンオーバーで自爆しているように思えました。
多分、アメリカのディフェンスが効いていたんだと思います。
このクオーターでセルビアのFG確率は31.6%に沈黙。
両チームの実力差がはっきり表れたクオーターになったと思います。
勝負が既に決している感のあった後半は、あんまり観ていて面白くなかった。笑
アメリカ選手にも頻繁に笑顔が観られ、すでに金メダル獲得の余韻に浸りはじめているように見えました。
アメリカはこの試合でも12選手全員が出場し、全選手が得点を記録しました。
試合の最終スコアは96‐66。
アメリカが30点の大差で圧勝し、金メダルを獲得しました。
グループリーグでは3試合連続10点差以内の接戦があり、大丈夫か?と思ったりもしましたが、決勝トーナメントに入ってからは一貫して強さを見せつけました。
トーナメントでは平均22.5点差で勝利。
(個人的)大会MVPはデュラント!
これには異論ないんじゃないでしょうか。
このオリンピックではチームトップの平均19.4得点を記録。
試合で若干アメリカの雰囲気が悪い中でもお構いなしに決める3Pは見事でした。
カーメロがチームUSAのオリンピックでの通算得点で1位(336点)になったことが話題になりましたが、デュラントは現在2位(311点)となっています。
2大会だけの出場でこれは凄い。
世界選手権と違ってオリンピックではMVPは選出されませんが、あえて選ぶなら間違いなくデュラントかと。
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カーメロはアメリカ代表引退
この試合後に、カーメロは代表引退を発表しました。
この大会では平均12.1得点を記録。
4大会連続の五輪出場に加え、メンバー最年長でもあったカーメロの「経験」は、チームに大きなプラスをもたらしたと思います。
若い選手達にとって、カーメロは精神的支柱となる最高のチームリーダーだったはずです。
今回の決勝で、試合時間を2分残してべンチに下がるときには会場から大歓声が送られていました。
👏🏽👏🏽 🇺🇸🏀🏅 pic.twitter.com/qwbEkQESWr
— USA Basketball (@usabasketball) 2016年8月21日
コーチKもこれで代表引退
また、長らくアメリカ代表を率いてきたコーチKことマイク・シャシェフスキー監督もこれで代表引退となりました。
北京五輪とロンドン五輪でコーチKのもとでプレーしたコービーも賛辞を送っています。
Coach K thank YOU With your leadership we learned that playing for U.S is greater than playing for US #USA https://t.co/SW46qH9NiI
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2016年8月21日
「アメリカのためにプレーすることのかけがえのなさを教わったよ。ありがとう、コーチK。」という内容です。
個性の強い選手達をまとめるのはきっとめちゃくちゃ大変なことだったと思います。
ご存知の通り、次期アメリカ代表監督はスパーズHCで知られるグレッグ・ポポビッチに決まっています。
ポポビッチがどんなチームUSAをつくるのか楽しみです。
…
これで、チームUSAの全日程が終了してしまいました。
長ーい間待っていた割に、終わるのはあっという間だったな-。
個人的にはお気に入りの選手があまりいなかったこともあり、正直過去2回のオリンピックに比べるとそれほど盛り上がるものでもなかったかな。
それでも、NBA開幕前の余興としては十分楽しむことができました。
やっぱり、普段は別チームに在籍するスター選手がチームメイトとして同じコートに立っている光景には、観ているだけでワクワクしちゃいましたね。
東京で行われる4年後のオリンピックではどんなメンバーが集まるんでしょうか。
ちょっと先のことすぎる気もするけど、今から楽しみです。
とりあえず、今回も金メダルが取れてよかった!