サムネイル画像:Photo by Tim Shelby
リオ五輪を踏まえたバスケットボールアメリカ代表のキャンプが明日(日本時間7月19日)から始まります。
今回のチームUSAは、スター選手が相次いで辞退を表明したことも話題となりました。
金メダル獲得に暗雲が立ち込めるほどではないと信じますが、正直言って2012年のロンドンオリンピックや2008年の北京オリンピックのメンバーに比べると華やかさで劣るメンツです。
歴代最高の紅白戦
個人的な歴代最強の”ドリームチーム”は2008年の北京オリンピック時のメンバー。長らくNBAにおけるベストプレイヤーと言われてきたコービーは、この五輪がアメリカ代表初参加となりました。
コービーに加え、まだ23歳だったレブロンや、全盛期真っ盛りのウェイドらを擁したこのチームは最高のエンターテイメント集団でした。
その1年前の2007年に、「USA BLUE vs USA WHITE」と題し、アメリカ代表の紅白戦が行われています。アメリカ代表メンバーがバッサリと2チームに分けられての試合。ロスターを考えたのがどなたかは存じませんが、コービーとレブロンが別チームに割り当てられているのがなんともニクい演出です。
コービーはチームブルー、レブロンはチームホワイトに。当時はコービーのキャリア晩年よりもはるかに、「コービーとレブロン、どっちが上なんだ論争」が巷で話題となっていました。
個人的には、レギュラーシーズン中のどの二人の対戦よりも、この紅白戦での対決が最も観ていて楽しい「コービーvsレブロン」だと思います。
さっそく、「USA BLUE vs USA WHITE」のコービーとレブロンにフォーカスした動画をご覧ください。
必見です。
超激アツな試合でした。。
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最終スコアは105-104でチームブルーが1点差で勝利。この試合での両者のスタッツは、コービーが26得点(FG10-22)5アシスト4リバウンド5スティール、レブロンが18得点(FG8‐19)5アシスト2リバウンド2ブロック。
チームブルー3点ビハインドでの残り時間2分弱の場面からはコービーの勝負強さが光っています。この当時のコービーとレブロンの差は、お互いのラストシュートの内容に集約されているかと思います。難なくウィニングショットを決めたコービーに対し、レブロンのラストプレーは少し浮足立っている感じがありますね。
これまで別の選手をガードしていたコービーが最後の場面ではレブロンにマンツーマンするところもアツい。
とはいっても、当時コービーが28歳だったのに対し、レブロンはまだ22歳。22歳の選手が28歳の選手とライバル扱いされること自体がすごい事です。
キャリア中盤まではこのような勝負所の場面での弱さをよく批判されていましたが、31歳となった今ではそんなレブロンは見る影もありませんね。ウォリアーズファンとして観た今年のNBAファイナルでは、本当に嫌な存在だった。。
スター選手個人だけを観てバスケの試合を楽しむのもいいですが、両チームの選手にライバル関係があると観ていてより面白くなります。
もうコービーとレブロンのライバル対決を観ることはできなくなってしまいましたが、今後のNBAでこの二人並みに見ていて楽しいライバル関係が出来上がることに期待したい。