ロサンゼルス・レイカーズ

2012‐13シーズンのレイカーズのガッカリ感を振り返る[part2]

サムネイル画像:Photo by Miguel Discart

part1から引き続きでお送りします。

2012‐13シーズンのレイカーズのガッカリ感を振り返る[part1]

ナッシュ復帰でやっと強豪チーム的な雰囲気が出てきたかと思いきや、レイカーズはまたも下降。。

オールスター前の成績は19勝25敗。今と同じくウエスタンカンファレンスはハイレベルだったので、プレーオフ進出のためにはシーズン最終結果で45勝くらいは必要と言われていました。相当厳しい状況です。

この時点で、僕はプレーオフ進出は無理だと半ば確信していました。

いよいよ危険になったプレーオフ進出

相変わらずWOWOWではレイカーズの放送をたくさんやっていてくれていたので、1試合を通してレイカーズの試合を観ることが多かったのですが、ナッシュ復帰時の一瞬の輝きはどこえやら、本当にレイカーズ全体でひどいプレーが続いていました。

チームメンバーにもやはり相当なフラストレーションがあったようで、試合中にナッシュとハワードが口論する場面も。

ファンとしてはあまり見たくない場面。チームの不振と合わせて、この映像はメディアで大きく扱われていました。

現地のゴシップ誌が「コービーとハワードがロッカールームで殴り合い!!」なんていうタイトルの記事を発行したりもしていました。これはまったくのデマでしたが。

これを受けてコービーが茶化した写真をtwitterにアップしていました。

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ダントーニさん何やってんすか…笑

コービーの神がかり的活躍

プレーオフ進出のため、もう負けられない状況のレイカーズ。

ここから、”ブラック・マンバ”がスパークします。

この後からは、完全にコービーのワンマンチームだったなあ。PGをコービーが務めるようになり、ナッシュはスポットシューターとしての役割が主に。

ナッシュ曰く、特に前もって決めた戦術ではなく、「自然な流れで」そうなったらしい。コービーがPGとなったことで、ナッシュがPGを務めていた時よりも明らかにチームのボールムーブがよくなります。ナッシュファンとしては複雑。。

コービーはアシストの2桁越えを連発していきます。点が必要な時には得点を取るし、オフェンスの流れが悪い時にはアシスト役に徹していて、やれることは全てやる、という感じでした。

特にシーズン終盤に差し掛かった3月くらいからは、ゾーンに入りきっていた感じ。次の動画は3月8日のラプターズ戦の、試合終盤のコービーのハイライトです。数あるコービーの試合の中でも、伝説のゲームの一つだと思います。

ラプターズとの点差と、試合の残り時間に注目しながらご覧ください。

未だに観ると鳥肌が立ってしまう映像だなー。このときコービーは34歳。並みのプレイヤーであればとっくにロールプレイヤーに転換している年齢です。「意思の力」ですべてをこじ開けていたような印象。

最後のプレーが強烈なダンクで終わっていますが、このシーズンではコービーのキャリアの中でも特にダンクが目立ちました。

コービーの気持ちが入っている強烈なものが多かったです。ハイライトになるものばかり。このシーズンでのコービーのダンクのハイライトを観てみましょう。必見です!

一つ目のダンクから度肝を抜かれます(ブランドン・ナイトが相変わらずやられ役なのも面白い笑) 。

「SLAM DUNK」で、晴子さんが「ボールをリングの真ん中にたたきつけるようなダンクのことをスラムダンクっていうのよ」って言ってたけど、まさにそれを体現するかのようなスラムダンク。

シーズン終盤での諸事情により、コービーの力強いダンクがたくさん見れるのはこの年が最後になってしまいました。

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プレーオフ進出達成には、あまりにも大きな代償

コービーの歴史に残る大活躍により、ようやくプレーオフ圏内になったレイカーズ。

しかし、コービーはほとんどフル出場する試合が続き、身体への負担が心配されていました。ダントーニが批判されたりしていましたが、コービーがベンチに下がることを拒否してまでプレーを続けていたので、これはダントーにを攻めてもしょうがない。

レギュラーシーズン80試合目、相手はカリー率いるウォリアーズ。このときのウォリアーズはまだプレーオフの最終枠を争うレベルの戦力でした。

これがコービーにとってのある意味での最後の試合です。

この試合で、アキレス腱を完全断裂。最期までブラックマンバらしい活躍でした。コービーがフリースロー後に歩いて会場を後にするものだから、最初はそこまでの重症ではないのかと思ってしまいました。アキレス腱を切ったあとに普通に歩く人間はコービーい以外にいるのでしょうか。

コービー離脱後のこの試合にレイカーズは勝利。残り2試合にも勝利し、5連勝でシーズンを終えます。ウエスタンカンファレンス7位でプレーオフ進出を決めました。

どんなに下位シードでのプレーオフ進出だろうと、コービーさえいれば何かが起きるんじゃないかというのがファンの期待でした。しかし、コービーは不出場。

プレーオフではサンアントニオ・スパーズと対戦し無残なスイープ負け。あまりにもいいところがないのでハイライト動画を載せるまでもありません。

こんな結果になるんだったら、まだプレーオフに出れなかったほうがネタになったんじゃないかと思います。「プレーオフ進出を逃した、史上最も豪華なチーム」として歴史に名を残せたはず。

こうしてレイカーズはシーズンを終えました。。

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コービーの偉大さは際立ったシーズン

残念ながら、このシーズンのレイカーズがNBAのNo.1になることはできませんでしたが、シーズンを通してみて、まだまだNBAのNo.1プレイヤーはコービーだ!と思った人は多かったはずです。

このシーズンのコービーのスタッツは27.3得点、6.0アシスト、 5.6リバウンド、FG46%。オールNBAファーストチームにも選出されています。

この年のレイカーズのチーム全体の不甲斐なさがコービーのオーバーワークにつながり、それがアキレス腱断裂につながったことは確かだと思います。

必要のない仮定だとは思いますが、この怪我がなければコービは来シーズンにあたる2016‐17シーズンくらいまではエリートクラスのプレーが確実にできていたと思います。引退をせずに。

「38歳でエリートクラスのプレーができたら異常だ」、という方がいるかもしれませんが、34歳であのプレーをしていた時点でコービーは十分異常です。

ただ、コービー自身は後から「自分を限界まで追いこんで頑張れた結果があの怪我なのだとしたら、それはいい経験だったと言えると思う」という発言をしています。

とにかく、いろんな意味でこのシーズンのレイカーズはNBAファンの記憶に鮮明に残るものになったのでした。当時の気分の浮き沈みを思い出して結構疲れた。笑