コービー・ブライアント

コービーとトラッシュトークできる男、ニック・ヤング

サムネイル画像:Photo by Keith Allison

このオフシーズン、積極的な補強を行っているレイカーズ。

ドラフトでブランドン・イングラムを指名し、ヒートからルオル・デンを獲得したことから、フォワードの人員が充実したためニック・ヤングがチームを離れることが濃厚な模様。

ニックヤングは2013‐14シーズンからレイカーズに在籍していました。ご存知の通りここ数年のレイカーズは不甲斐ない成績が続いていますが、そんな中でヤングはチームを活気づけてくれる明るい存在だったのに。

ヤングのこれまでのレイカーズでの活躍をフラッシュバック!

陽気なキャラクターと抜群の得点力

2012‐13シーズン、レイカーズは当時のリーグ最強センターであったドワイト・ハワードと2度のMVP受賞者スティーブ・ナッシュを獲得。

コービー・ブライアントとパウ・ガソルに加えて「プレミアム 4」と呼ばれ、優勝候補筆頭に挙げられていました。

しかし、チームはまったくかみ合わず、結局コービーの孤軍奮闘状態に。レギュラーシーズン終盤でにコービーはアキレス健を断裂。チームはなんとかプレーオフに進出するも、ファーストラウンドでスパーズにスイープで敗れてシーズン終了。シーズン終了後にハワードはロケッツへ移籍。悪いことを書きだしたらキリがない、最悪のシーズンでした。

2012‐13シーズンのレイカーズのガッカリ感を振り返る[part1]

コービーがリハビリ中でしばらく出場できないという、お先真っ暗な状態で迎えた2013‐14シーズンで、レイカーズファン唯一の楽しみが、ニック・ヤングの存在。

お調子者な明るいキャラクターでチームを盛り上げ、プレー面でもチームのスコアリングリーダーとしてレイカーズを引っ張ってくれていました。

高いハンドリングスキル、強烈なステップバックからのジャンパー、オーバーリアクションでファウルをもらいつつシュートを決めるバスケットカウントなど、観ていて本当にたのしいエンターテイナー。

2013‐14シーズンのヤングのハイライト動画を観てみましょう。

一番の持ち味は、高確率のアウトサイドシュート。キャッチ&リリースでもいけるし、巧みなハンドリングで自らシュートスペースを創り出すこともできるし。

カットインは特にスピード感はないんだけど、独特のリズムに相手ディフェンダーがついていけてない。

動画冒頭のクラッチシュート後にベンチのコービーが喜んでいる姿は微笑ましいですねえ…。これからは確実に見られない貴重な光景だし、このシーンだけはもうちょっと画質のいい動画で。

このシーズンは平均17.9得点。これはヤングのキャリアハイの数字。この年、コービーの出場機会はほとんどありませんでしたが、ヤングのおかげでレイカーズの試合を何とか楽しめることができました。

コービーが出場すると思ってレイカーズの放送スケジュールをたくさん組んでしまった日本のテレビ局(主にWOWOW)にとってもありがたい存在だったはず。

続いて14‐15シーズンのハイライト。

ハンドリングの上手さが相変わらず目立ちます。動画1分8秒あたりのビハインドバックはもはや鳥肌もんだわ。このシーズンの平均得点は13.4という数字でした。

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コービとのトラッシュトークが話題に

レイカーズの練習中でのコービーとヤングのトラッシュトークが一時期話題に。

一部抜粋して和訳すると、

ヤング:「ファウルでもしなきゃ俺を止められないぜ」

コービー:「お前は完全に俺の望み通りに動いている、手のひらの上だ」

ヤング:「この世に1対1で俺を止められるヤツはいない」

コービー:「CHARMIN(アメリカで販売されているトイレットペーパー)みてえにヤワだな」

コービー:「(ヌルいチームの雰囲気に対し)俺が練習にでてない間に何があったんだ?」

という内容。

ピー音だらけ。笑

コービーのトークもいちいちシャレているけど、帝王コービーに対して「この世に1対1で俺を止められるヤツはいない」と言い放つヤングも相当なもの。

ヤングの去就は…

昨シーズンはバイロン・スコットHCの構想から外れ、出場時間は平均にしてわずか19分。平均得点も7.3点という低い数字に。

シュートチャンスがあまり巡ってこなかったことで、自分のリズムをうまくつかめていない感じだったかな。

残念ながら昨シーズン大きな話題を集めたのはバスケットに関することではなく、私生活でのスキャンダル。

ヤングの浮気の発覚により、婚約者の世界的に有名なラッパーであるイギー・アザリアと破局。その浮気発覚の原因はチームメイトのディアンジェロ・ラッセルにもあり、ヤングを発端としてチームケミストリーの低下さえも招いてしまった感があります。

チームにとって好材料がない存在となってしまっているので、やはり放出されてしまいそう。解雇されるという噂もあります。

どうなるにせよ、これだけのプレーができる選手がバスケットとは関係のない部分で自ら潰れてしまうのは本当にもったいないこと。どんな形であれまたNBAで活躍している姿が見たいです。

これからのニック・ヤングの幸運を祈る!

(※追記:ヤングはレイカーズに残留!!)

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