サムネイル画像:Keith Allison by CC PHOTO
ドゥエイン・ウェイドがシカゴ・ブルズと2年4700万ドルの契約で合意しました。
これほど話題がつきないシーズンオフがこれまでにあっただろうか…笑
NBAが本当に大変なことになっていますね。NBA全体のサラリーキャップ引き上げによる効果なんでしょうか。
つい最近のケビン・デュラントのウォリアーズ移籍についての記事で、「ここ数年のNBAで最も衝撃的な移籍ニュース」と書いたけれど、今回のウェイドによってすぐに上書きされてしまった…笑
ヒート一筋だったウェイド
デュラントの移籍とウェイドの移籍、僕が思うにこれらのニュースを聞いてのショックの種類は、大きく違うと思うんです。
デュラント移籍に対する多くの反応は、「ウォリアーズがめっちゃ強くなる!!」というようなものだと思います。
しかし今回のウェイドの移籍が決まった時にまず思うのは、
「ヒート一筋だったウェイドが他球団に・・・」ということです。
ウェイドにはこれまでに積み上げてきたいろんな歴史があり、「選手としての価値」は現在のNBA界でもトップレベルだと思います。そのウェイドの価値を大きくしてきた要素の一つが、デビューからこれまでずーっとマイアミ・ヒートでプレイしてきたということだと思うんです。13年間ヒート一筋。そんなウェイドがヒートの”フランチャイズプレイヤー”でなくなってしまう衝撃はすさまじいです。
ウェイドに対して敬意が足りなかったヒート
最終的なウェイドの選択肢はブルズ、キャバリアーズ、そしてヒートとの再契約だったといわれています。移籍発表の前にニュースになっていたのは、ウェイドの代理人が、ウェイドよりも先にハッサン・ホワイトサイドとの契約交渉をし、ウェイドとの交渉を後回しにしたことについて球団に激怒している、というものです。
あくまでもニュースなので本当かどうかはわかりませんが、少なくともヒートがフランチャイズプレイヤーであるウェイドとの契約交渉を一番最初に行わなかったのは事実です。結果としてウェイドはヒートを去ることに。
チームとのしがらみが移籍の要因の一つになっているのだとしたら残念なことですね。
輝かしいウェイドのヒートでの13年間を別記事にまとめました。ぜひご一読を。
⇒【全盛期】ドウェイン・ウェイドのヒートでの13年間まとめ! – NBA ROOM
BIG3を結成したブルズ
これで、シカゴ・ブルズはジミー・バトラーに加えて、ドウェイン・ウェイド、そして同じくオフに移籍してきたレイジョン・ロンドというBIG3の形成に成功しました。
放出したデリック・ローズが負傷しがちだったことも考えると、結果的には大きな戦力補強になったと言えるのではないでしょうか。
さっそくこの3人の外角シュートの成功率の悪さが指摘されていますが、ロンドがどのように豪華キャストをまとめ上げるのか期待したいところです。
2016‐17シーズンはますますカオスに
もう、どの選手がどのチームに行ったのか把握しきれなくなってきています。
昨シーズンが終わって1か月もたっていない状態でこんなに来シーズンが待ち遠しいのは初めてかもしれません。開幕までにまだ未知のニュースがやってくるかもしれないので身構えて待っていたいと思います。