マイケル・ジョーダン唯一の黒歴史「3Pコンテスト」

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アイキャッチ画像:Photo by Arnold Gatilao

 

バスケの神と謳われる方の黒歴史を語るのは少し勇気がいるんですが。

しかしこれは、黒歴史認定をいただきたい。

よくジョーダンのドキュメンタリー作品で語られるような「挫折エピソード」には、まだ優勝を経験していない頃にプレーオフで"バッドボーイズ"(80年代に問題児が集まっていたピストンズ)に潰されまくったこととか、

一度目の復帰後に、若かりしシャックとペニー率いるマジックを相手にカンファレンスセミファイナルで敗れたこととか。

色々ありますけど、ジョーダンは幾度となくその壁を乗り越えてきたわけです。これらのエピソードは、今となっては「成功前の引き」としての出来事。

美しい物語には「挫折」という要素も必要なんだなあと思わせてくれます。まじで脚本を書いた人がいるんじゃないかと思うほど、ジョーダンのキャリアは美しい。

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ファンの間ではアンタッチャブルな「3Pコンテスト」

しかし、ジョーダンのエピソードのなかにも、美しくないものは存在するわけで。中でも、1990年に一度だけ出場した3Pコンテストについては、ほとんど触れられることがありません。アンタッチャブル。

なんとジョーダンは、3Pコンテスト史上最低記録の保持者なのです。ビックリですよね。

当時の映像も見つけたのでご紹介。

画面右側、もしくは全然シュートが入ってないほうがジョーダンです。

 

 

ジョーダンは30本中5本という驚異の低確率を記録。この5本というのが、3ポイントコンテスト史上もっとも少ない本数なんです。

ちなみに、1988年にも、デトレフ・シュレンプという選手が同じく5本のみの成功に終わっています。だから正確には、最低記録タイ。

映像を観ていて、30本打ち終わったあとにジョーダンがどんな顔をするのかが気になっていましたが、思いのほか爽やかな笑顔でしたね。いや、笑うしかないのか。

精神疾患レベルの負けず嫌いとして知られているジョーダンだけれど、あくまでも3Pコンテストは遊びの一つとしての認識なのかな。

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それでも、ジョーダンファンはポジティブ

もう一つの個人的な興味として、「これを受けてジョーダンファンはどういうリアクションをするのか」というのがあったんですが、youtubeのコメント欄には結構面白いものがありました。

ザックリと和訳して、いくつかご紹介。

・「これは、ジョーダンがパスを受けるシュート練習しかしていないことを物語っているね。」

→だから、あらかじめボールが設置してある3Pコンテストでは実力を発揮できない、ということを言いたいんでしょうが、それ、他の選手も同じじゃん!笑

 

・「これが、僕がMJを好きな理由だよ。彼は本当の競争者だ。どんな分野でも、彼は競争をしてきた。それに比べて、レブロンはダンクコンテストにさえ出場しなかったじゃないか。」

→すごい。ジョーダン上げからレブロン批判に発展しました。痛快。

 

・「ジョーダンは、(実際の試合では)ブザービーターで何度も難しい3Pを決めてきた。逆に、こういうシンプルなコンテストは得意じゃないんだよ。」

→これは、確かに一理ありますね。規格外の勝負士は、こんなお祭りイベントでは燃えないのかも。負荷のかかりまくった逆境でこそ、ジョーダンは結果を残し続けてきました。 

親近感が沸いた

 これを初めて知った時はビックリしたもんですが、完璧に完璧を塗り重ねたような人間である印象のジョーダンに、少しばかりの親近感を覚えたのも事実です。

「30本中5本なら、俺でも達成できるかも!ふふ。」と思ったり。

そうとらえれば、この黒歴史も、ジョーダンのポジティブな要素として考えられるかもしれないですね。