パウ・ガソルがスパーズへ移籍!GSWとの戦力を比較してみた

 

シカゴ・ブルズからFAとなっていたパウ・ガソルが、サンアントニオ・スパーズとの2年30ミリオンの契約で合意しました。

ウォリアーズとのケビン・デュラント争奪戦に敗れはしたものの、大きな戦力アップが期待できる補強になりました。

 

 

ケビン・デュラント加入のウォリアーズとの戦力比較

現在35歳のパウ・ガソルですが、未だに彼の存在感は抜群。

昨シーズンのブルズでのスタッツは

『16.5得点、11リバウンド、4.1アシスト、2.0ブロック

という相当立派なもの。

パウのキャリアでの平均スタッツが

18.2得点、9.5リバウンド、3.3アシスト、1.7ブロック

であることからも、彼の健在ぶりがうかがえると思います。この年でリバウンドがキャリア平均越えって凄いですよね…

リオオリンピックでもスペイン代表として出場を決めているので、アメリカ代表との熱い戦いにも期待です。

さて、冒頭でも記述したように補強選手第一候補であったケビン・デュラントはウォリアーズに取られてしまったわけですが、総合的なチーム力としてはスパーズとウォリアーズでは現時点でどちらが上と言えるんでしょうか。

昨シーズンではウォリアーズがNBA記録の73勝9敗でカンファレンス1位、スパーズは球団新記録の67勝15敗でカンファレンス2位。直接対決ではウォリアーズの3勝1敗。

まず、来シーズンの両チーム予想スタメンを考えてみます。去就が不透明なスパーズのティム・ダンカンは来シーズン前に引退すると予想しています。

 

【サンアントニオ・スパーズ】

PG:トニー・パーカー(11.9得点、5.3アシスト、2.4リバウンド)

SG:ダニー・グリーン(7.2得点、1.8アシスト、3.8リバウンド)

SF:カワイ・レナード(21.2得点、2.6アシスト、6.8リバウンド)

PF:ラマーカス・オルドリッジ(18得点、1.5アシスト、8.5リバウンド)

C:パウ・ガソル(16.5得点、11リバウンド、4.1アシスト)

6th:マヌ・ジノビリ(9.6得点、3.1アシスト、2.5リバウンド)

 

【ゴールデンステイト・ウォリアーズ】

PG:ステファン・カリー(30.1得点、6.7アシスト、5.4リバウンド)

SG:クレイ・トンプソン(22.1得点、2.1アシスト、3.8リバウンド)

SF:ドレイモンド・グリーン(14得点、7.4アシスト、9.5リバウンド)

PF:ケビン・デュラント(28.2得点、5アシスト、8.2リバウンド)

C:マシュー・スぺイツ(7.1得点、0.8アシスト、3.3リバウンド)

6th:アンドレ・イグダーラ(7得点、3.4アシスト、4リバウンド)

ウォリアーズの弱点はセンター陣の層の薄さ

両チームの来期のロスターを比較してまず目につくのは、ウォリアーズのセンター陣の層の薄さです。ケビン・デュラント獲得で昨シーズンまでのサイズ不足の弱点を解消できるのかと思いましたが、サラリー調整のためボガットをマーベリックスに放出してしまいました。控えにはスぺイツとバレジャオ。

※追記(7月8日):フェスタス・イジーリがブレイザーズに移籍しました。

このセンター陣では、オルドリッジとパウのツインタワーに対抗できるはずがありません。上のスタメン予想ではデュラントをPFとしましたが、SFのドレイモンドは実質PGに近いファシリテーター的役割なので、デュラントはSFとしてのプレーが主になると思います。

いずれにせよ、ウォリアーズはサイズのあるセンターの補強が必須だと思いますが、恐らく今からビッグネームを獲得することは不可能でしょう。

ただ、ご存知の通り以前からウォリアーズはセンターへの依存が比較的少ないチームでもあります。放出したボガットも、カリーとの合わせプレーは抜群だったとはいえリーグ全体から見れば平凡な選手。デュラント獲得の代償と考えればそれほど痛い犠牲ではないのかも。

結果的に、ウォリアーズとしてはやはり「スプラッシュブラザーズ+デュラント」の活躍がカギになると思います。スプラッシュブラザーズの威力にそのままデュラントの破壊力が加われば相当な恐ろしさです。ドレイモンドが彼らをどれだけうまく操れるかにも期待。

 

オフェンスのウォリアーズ 対 ディフェンスのスパーズ

 スパーズとしては、昨シーズン唯一ウォリアーズに勝利したときの試合でのようなディフェンス力を披露できるかどうかが勝利のカギになると思います。この試合でのウォリアーズの総得点は「79点」。これはプレーオフを含めてもウォリアーズのシーズン最少得点です。ボガットが不在だったとはいえ、ウォリアーズにとって後味の悪い試合でした。

 

この試合では選手個人に着目してみても、カリーをFG18本中14本失敗の14得点、3Pに至っては12本打って1本のみの成功というスタッツに抑え込みました。あわやカリーの試合単位での3P連続成功記録が止まってしまうのではないかとヒヤリとした試合。

クレイ・トンプソンもFG20本中13本失敗の15得点。完全にスパーズの計画通りのディフェンシブゲームとなりました。

しかし、来シーズンのウォリアーズを打ち負かすには、スプラッシュブラザーズに加えてデュラントも抑え込まなくてはいけません。各選手へのディフェンスの配分も相当難しくなりそうです。

おそらく来シーズンも「オフェンスのウォリアーズvs ディフェンスのスパーズ」の色が目立つ試合を観れるかと思います。楽しみです。

爆発力でウォリアーズが勝る!!

 まとめとして、僕は総合的な戦力ではウォリアーズが勝っていると考えます。センター陣には不安がありますが、カリー、トンプソン、デュラントの爆発力はその欠点を補って余りあるかと。

ただ、個人的にはデュラントの加わったウォリアーズを倒すことがイメージできるのはスパーズくらいです。グレッグ・ポポビッチHCの巧みな戦術を駆使してディフェンシブな試合展開に持ち込めば、きっとスパーズにも勝機はあるはず。

 

以上、ざっくりとしたウォリアーズとスパーズの戦力比較でした。

来シーズンの両者の直接対決が待ち遠しい。